letting go 2

さて、私たちの数週間の後半といこう。昨日打ち込んでいた日の心持と今日ではやはりどこか違いがあり、彼がいない日常に自分が少しづつ溶け込んでいるのが分かる。早くしなければ、この気も起きなくなってしまう。昨日の続き、伏見稲荷駅からの出来事である。

足は疲れていたが、心か軽快に動き嬉しかった。理想と言いてもいいぐらい優しく、いつの日か願った内容であった。だが、会うのは嫌だと心が拒否をする。次の日の次の日の会おうと誘われる。どこか嫌がる思いが勝ち、断るのも億劫だ。少しの時間ならと思い、ある授業の間にあった。忙しいふりを彼の前でしてあたかも自分ではない自分を装う。それでも、隣で座ってあどけない日本語を使ったり、、、けど手は触れてこない、近づいてこようとしない。少し物足りなさを感じた自分の心に天秤が下まで下がったのがわかる。私はこの人に触れてもらいたいんだと。そして私も触れてみたいと欲求がよぎる。時間がきた、授業に行かなくてはと言いながら合間を探る。5時間目の校舎には人影が薄く、欲求の水がダムから流れ出るように帰り際にハグをした。そして強く抱き返してくれた。思いと思いがどこか正面でぶつかるように言葉がなくても感じるとはこのことだと思った。そしてまた、壁はくる。私も良い大人だ。想像すればわかる。次会うときはと想像が膨らみ怖さがあった。また、避けた。何度も避ける私に正直に話してくれる彼、自分に嫌気が差すととうとう正直に告白した。怖くて避けていた。理解しつつも強引に話を進める彼をもう一度拒否する。私が拒否した二日間は違う人と時間を彼は過ごしていた。そして、こんなテキストが届く。今、女性とキスをしたらあなたは嫉妬するだろうかと。嫉妬はしないと言いつつもしないで欲しいと思った。でも矛盾しているこの環境に何も物申すことはできない。次誘ってくれたら彼について行こう。